事例
宮田工業㈱の経営者宮田健三さん(55才)は、昨年脳梗塞で突然倒れ入院しました。幸い命に別状がなく入院期間も一カ月足らずで現場に復帰できたものの、担当医師からは、「次に同じようなことが起これば最悪の場合意識が戻らないこともありうる」との注意が述べられ、仕事をセーブするようにと注意を受けています。健三さんには後継者として長男晴彦さん(30才)がおり、徐々に株式の移転等の準備を進めてはいますが、まだ大多数が健三さん名義になっており、もし再度倒れることがあると、会社としては重要事項の決定ができずに経営が完全に停止しかねない状況です。
また、健三さんは、晴彦さんが年齢も若く経営を任せるには時期尚早であることも懸念しており、長年会社を支えてくれている専務の長田さんに任せることはできないか、とも考えています。